今年生まれたムササビ
今年生まれたムササビは成長の記録を残さずベランダを去って行った。
ムササビ親子の去ったベランダの巣はそのまま残しておいた。
親子がいつ帰ってきても暮らせるように。
でも親子そろって戻ってくることは無かった。
写真のように子育ての頃の思い出しか残らなかった。
4月20日から3ヶ月間空き家だった巣に、7月20日に新たな居住者が現れた。
茶色っぽいムササビで小振りなのである。
森の巣で成長したムササビが生まれた場所を探して帰ってきたのだ。
しかし一週間もすると母親のムササビがベランダに来て子供を追い出してしまった。
次の子育てに邪魔なのだろう。
母親は毛並みが黒っぽく子供は茶色なので区別ができる。
子供のムササビはその後も母親の留守を狙ってベランダにやってくる。
写真のように仲の良かった親子が今ではマイホームを争っているのに、自然界の厳しさを感じるのであった。
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