笹子地蔵霊験記その17
日本武尊をご祭神とする足柄神社を過ぎたレイラインは東名高速道路吾妻山トンネルを通過する。
東京から東名高速道路を走ると最初のトンネルが大和トンネルで、2番目が吾妻山トンネルなのだ。
どちらも日本武尊にゆかりのあるのではと思いたくなるような命名だ。
東名高速道路下り線の吾妻山トンネルー山北バス停間は交通事故多発地点として有名なのである。
地元では高速道路の工事で墓地を移転させたのが原因と噂されてきた。
このような噂の出た原因は、何か見えないものに対する恐れからきたものであろう。
日本武尊に関わる伝承や神話が受け継がれた聖地をつなぐレイラインと交差していることが原因の一つと考えられる。
神聖な場所ではその場所の神様を祀っていればご加護を受けられるが、そうでないと守ってもらえない。
吾妻山という名前から日本武尊と何らかのつながりがあるはずだが、吾妻山トンネル付近には日本武尊を祀る施設は存在しない。
そのため運転している方が自己防衛をするしかないのである。
東名高速道路で運転している方は、都夫良野トンネルを過ぎたら日本武尊に対して心で祈り、安全運転を念じることが大事だと思う。
多くの方がそのようにして安全運転を心がけ、無事に帰宅したら日本武尊に感謝の気持ちを念じるだけで事故多発は防げると期待している。
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