笹子地蔵霊験記その4
御嶽神社から長泉院に続くレイラインの延長線上には更に神社や寺があるらしい。
しかしここでは御嶽神社から長泉院に限定して述べたいと思う。
御嶽神社は南足柄市三竹412に位置し、三竹地区とその周辺を鎮護している神社であります。
御嶽神社のご祭神は日本武尊・稲倉魂命・大山咋命・大山祇命、本殿には木造のご神体が18体安置されています。
その中に蔵王権現像が2体含まれていることから、修験道と結びついていた証拠と考えられます。
御嶽神社に着くと鳥居とその奥にある巨大な杉に迎えられる。
本殿に続く石段は急で苔に覆われている。
石段を登るのは危険なので、別にある坂道を参拝者は利用していると思われる。
この石段は神様専用の階段なのではと不思議な感覚になる。
御嶽神社にはご神水と呼ばれる湧き水が存在する。
日本武尊が村人にお世話になったお礼に水を湧かした伝説が残っている。
足柄神社の伝説とも一致し、この神社が日本武尊を御祭神とする由縁なのであります。
明治になって神仏分離令と修験禁止令が出されるまで、蔵王権現として修験道の聖地だったことを地域の人たちがご神体で守ってきたことに敬意を表したい。
続く
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