笹子地蔵霊験記その3
古事記から南足柄が由緒ある地域であることを知ってもらえたと思う。
更に地図から金比羅大権現がかって存在したことで、古代から南足柄が神聖な場所だったことが判明した。
それこそがレイラインの存在なのである。
上の地図を見ていただければ、長泉院→笹子地蔵→御嶽神社を結ぶ一直線が存在していることに気づかれるだろう。
これこそがレイラインなのだ。
レイラインとは古代遺跡・神社・仏閣など神聖な場所を地図上で線を引くと直線になり、そのラインがレイラインと呼ばれている。
江戸時代まではこの地域は修験道の聖地で、笹子地蔵付近でも多くの行者が往来していたらしい。
南足柄を代表する仏閣である大雄山最乗寺が天狗伝説とパワースポットを強調していることからも、南足柄にレイラインがあって当然なのかもしれない。
上の国土地理院の地図には長泉院と金比羅堂が大きな文字で書かれている。
長泉院はそれなりの規模の寺院なので当然なのだが、金比羅堂の場所には寺院も神社も遺跡としても何も無い。
しかも古い明治の地図でも同様に書かれているのである。他の場所ではこのような例は皆無である。
江戸時代までは金比羅大権現をご祭神とする金比羅堂が存在したことは確かだが、何故かレイラインは長泉院につながっているのである。
明治政府の神仏分離令で長泉院は神様は除かれ寺だけになってしまったが、それまでは金比羅堂を有し金比羅大権現を祀っていたということが地図から読み解くことが出来る。
つづく
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