笹子地蔵霊験記その1
年末に二代目ムササビキンタローが子供を追払ってから静かな日々が過ぎていく。
自然界では親離れした子供と母親が一緒に住むことが出来ないのを痛感した。
初夏には子育てが始まるのだろうが、暫くはブログで書くような大きな出来事はありそうにない。
そこで我家の近くにある笹子地蔵(神奈川県南足柄市塚原4871)について語りたい。
上記写真の建物が地蔵堂でお参りすることが出来る。
お地蔵様は自然石の仏像で人工のものではありません。
建物の裏側に屋根をつけて大切に守られているのです。
秘仏という感じで恐れ多くて見る気にはなれないのです。
笹子地蔵は曹洞宗玉峯山長泉院(南足柄市塚原4440)が管理しています。
国土地理院の地図で塚原周辺を見ると長泉院と金毘羅堂が地名のように大きく書かれています。
現在金毘羅堂は長泉院の敷地内にあるらしいのですが、その存在すら多くの方は知りません。
長泉院は室町時代に建立されたが、金毘羅堂は1000年以上の歴史を有すると言われています。
地元では古くから金毘羅大権現の分身である黄色大権現として祀られてきたらしいのですが、修験道が禁止されてから金毘羅堂は衰退したらしいのです。
明治5年に修験道が禁止されるまで笹子地蔵周辺は修験道の聖地として賑わっていたとのことです。
上記写真の通り今ではそれを知ることは困難ですが、多くの方々の努力で周辺は整備されてきました。
右側の岩の下から水が湧いて遠く酒匂川へ流れていくのですが、令和2年1月令和橋(写真中央)が架けられました。
令和に改元され最初の正月に出来たおめでたい橋なので令和橋と命名されました。
更に湧き水を直接飲むために竹筒も設置されたのです。
美味しい水を飲むことができます。
手を洗うと美肌になる感じがします。
笹子地蔵周辺は1000年以上にわたって修験道の聖地だったために、今でも神聖な空気を感じることができます。
書きたいことがまだまだあるので、次回に書くことにします。
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