母親を慕って
二代目ムササビキンタローが子育てを終え平和な日々が続いた。
夜に森を飛び回り明け方静かに巣に戻ってくる。
以前は帰ってくるとうるさくて起こされたが、最近は本当に静かだ。
ブログに書くような記事も無く穏やかな日々を過ごすことが出来た。
ところが朝ベランダを見ると巣立った子供のムササビが戻ってきていた。
成長したとはいえまだ幼さが残る。
母親を慕ってベランダに戻ってきたのだ。
昼間は巣で寝ている二代目ムササビキンタローをじっと見てた。
日が暮れると母親のムササビに近づくのだが、巣の周りをうろうろするだけ。
母親は「キーン」という鳥の鳴くような鳴き声で警告し続けた。
出て行けの意味だろう。
野生の世界では子育てが終わったら親子は離ればなれになるのだよ。
でも子供のムササビに同情してしまう。
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