2022年子育て物語15
ベランダで仲良くしてたムササビの子供たち。
しかし、5月8日がベランダで一緒に過ごした最後の日でした。
5月9日になると1匹だけが、母親と一緒にベランダで過ごしていました。
上にいるのが母親のムササビで、残った1匹に乗っかている。
母親の表情は最後の愛情を子供に注いでいる感じがいたします。
子供は何も知らず母親に抱かれて幸せな気持ちなのでしょう。
しかし、夜になると劇的なことがおこることになるのです。
5月10日午前3時半玄関のドアの外で、ムササビの子供がドタバタしている。
どうやら母親から促されベランダから一階の玄関に飛び降りたようだ。
何が何でもベランダの巣に戻ろうとして、玄関のドアを登ろうとしてドタバタしているのだ。
そのうちに疲れたのか静かになった。
1時間後夜明けが近くなり周囲が薄暗くなったので、勝手口から玄関にむかい様子を見にいった。
玄関にはムササビの子が「巣に戻して」と哀願するようにうずくまっていた。
明るくなると天敵の危険が迫ってくる。
玄関から追い立ててハナモモの根元近くまで飛んで行かせた。
自分の飛ぶ能力と森の中で生き抜く本能が芽生えたと思う。
2022年ムササビ子育て物語は終わりました。
ムササビがいなくなったベランダの巣は寂しいものです。
しかし、すぐに巣箱を新調しベランダ全体を掃除しなければ。
いずれ新しい子育て物語が始まるから・・・・。